学園について

日本社会事業大学附属子ども学園は、東京都清瀬市に所在する、発達に遅れやつまずきのあるお子さんとその保護者をサポートする児童福祉法に基づく児童発達支援センターです。 清瀬市の他、通園可能な多摩地区(近隣の東久留米市や東村山市など)にお住まいの方も多数通園されております。

方針

発達に遅れやつまずきがあるお子さんは、できるだけ早期から適切な指導を受けることによって、生活習慣、言語能力、知的興味などの諸能力の発達を促し、社会性を高めていくことができます。一人ひとりの発達課題を効果的に達成するために、感覚統合療法などの考え方をもとに、様々な運動機能の発達を促進したり、知的興味関心の幅を広げていきます。また、応用行動分析学の考え方を取り入れながら、新たな行動を形成したり、あるいは困っている行動の予防・軽減を図り、お子さんそれぞれの発達段階に応じたきめの細かい指導を行っています。


内容

子ども学園では、発達検査や行動観察に基づいて、学期ごとに個別支援計画を作成し、一人一人の発達課題に応じた支援目標・支援方法を定め、実践しています。また、学期の終了時には「あゆみ」を作成し、お子さんの成長を振り返ると共に次学期の支援へと結び付けています。

基本的生活習慣の育成

基本的生活習慣の育成

身の回りのことを自分でする力を養うため、基本的な生活習慣(着脱・排泄・食事・睡眠など)の取り組みを行ってます。

社会性の育成

社会性の育成

グループ活動や遊びなど、豊かな経験を通して、大人や子ども同士の関わりを深め、情緒の安定を図り、信頼感や安心感を持って人と関われるような取り組みを行っています。


知的興味関心を広げる

知的興味関心を広げる

粘土遊びやお絵かき、工作活動、リズム遊び、パズルなどの遊びを通して、身近な物の名前、色や形などに触れ、楽しみながら知的な興味を育てる取り組みを行っています。

運動機能の発達促進

運動機能の発達促進

お散歩や体育遊び、プール等の活動を通し、上手な体の動かし方やバランス感覚を身につけると共に、様々な道具の扱い方を経験する取り組みを行っています。


食育

食育

園内にある給食室で作られた出来たての給食を食べます。
 給食のメニューは一ヶ月に二回繰り返しています。そのことにより、食に対して苦手意識を持つお子さんも、食材や味などに親しむ経験回数が増え、味や食感になじみやすくなり、苦手意識が軽減され、食域が広がるきっかけになります。
 また、栄養士による食に関する学習会や試食会など、お子さんの食に問題のある方に対しては随時相談を行っています。

言語指導

言語訓練

発達に問題のあるお子さんにとって、家族や友達との良い関わりの中で育つことは大変重要なことです。希望する園児を対象に、言語聴覚士による言語指導を行っています。