子ども学園は、学校法人日本社会事業大学の附属施設として1981年に発足しました。
その前史は1965年に学内に開設された「いたる学園」といい、その名は知的障害児教育の創始者フランスのろう学校医ジャン・イタールにあやかっています。
学園創設者の飯田精一教授は、 イタールの言葉「体験は人を育てる」を学園理念とし、療育の福祉的支援技法について、 「ひとつにこだわらず、子ども一人ひとりを良く見て、常に発展させていくことが大切なこと」としました。
子ども学園では、これまで培ってきた療育を発展させて、発達に遅れやつまずきのある子どもたちとそのご家族の暮らし、地域をサポートする福祉型児童発達支援センターとして、遊びや身体づくり~散歩、学習、食事などを通してそれぞれの特性と、ご家族の育児や家庭生活、地域連携も視野に入れた生活モデルの支援を行なっています。
そして、障がいがあっても(またはその可能性があっても)多様なひとりの市民として、住みなれた町で豊かな関わりを持ち、すこやかに育ち、心折れずに適応して暮らせる、そんな”我が事、丸ごと”の地域社会と平和共生をめざしたいと考えます。
私たちは、子どもたちやそのご家族との対話を大切にし、心かよわせて、チームでより良い発達支援ができるよう、日々努力を重ねてまいります。